ピアノ教室の年収ってどのくらい？実際に儲かるの？平均的な収入を詳しく解説！

2022 10/27

2022年10月27日

憧れのピアノ教師を目指している方にとって、やはり気になるのがピアノ講師として働いた倍の収入ですよね。
実際、ピアノ講師になっても生活できなかったらどうしようと不安に思っている方も多いと思います。

そこで本記事では、ピアノ講師の収入について、

音楽教室に所属した場合の平均収入
自分でピアノ教室を開業した場合の平均収入

などを詳しく解説していきます！

他にも年齢、地域、男女別の平均収入についてもご紹介していきますのでぜひ最後までご覧になってください！

ピアノ講師の平均年収

ピアノ講師の年収の平均は、求人サイトや転職サイトから算出した結果、以下の数字が平均的と言えます！

年収	365.4万円
月収	30.4万円
最大年収	1,000万円以上

ピアノ講師はピアノ教室や自宅でピアノレッスンすることが仕事ですが、大手のピアノ教室などでピアノ講師として契約する場合は、楽器店と個人事業主として契約を取り交わします。

これはどの音楽教室でも同じで、ピアノ講師のスキルや経験、実績などによってピアノ講師と音楽教室の報酬の割合が決まります！

音楽教室所属のピアノ講師の場合

ヤマハの場合は、ヤマハ講師ライセンス制度と呼ばれる制度があります。ピアノ講師のスキルや経験などによってライセンスが異なり、報酬の割合が違います。

具体的には、レッスンの報酬は担当する生徒の数+担当するコース、取得ライセンスによって計算されます。

例として、音楽教室：ピアノ講師の報酬の割合が6：4の場合、月2回のレッスンで月謝6000円の場合、仮に生徒が50人いれば6000円×50人＝30万円で月の収入が音楽教室18万円：ピアノ講師12万円になります。

ピアノ講師の年収は働き方によって大きく異なり、個人レッスンよりグループレッスンの方が対応する生徒数が増えるため報酬が増加するケースがあります！

ピアノ教室を開業した場合

またピアノ教室に所属するのではなく、自宅などで教室を開業し個人でピアノレッスンをする場合は、月謝6000円で仮に生徒さんが50人いれば6000円×50人＝360万円がピアノ講師の年収になります。

しかし、個人で開業する場合は収入から経費等の出費を賄う必要がありますので忘れないようにしましょう！

ピアノ講師の年齢別平均年収

ピアノ講師の業種別年収を調べた結果、

ピアノ教室所属の新人のピアノ講師の年収	120万円～144万円
ピアノ教室所属の中堅のピアノ講師の年収	150万円～180万円
ピアノ教室所属のベテランのピアノ講師の年収	252万円～302.4万円
自宅でピアノ教室を開業したピアノ講師の年収	360万円～1000万円

といった傾向であることがわかりました！

ヤマハやカワイといった大手ピアノ教室では、ピアノ講師のライセンス制度を導入しているケースが多く、ピアノ講師と音楽教室の報酬の割合が40％〜60％が一般的なようです。

新人ピアノ講師の場合、初級者の生徒を担当し経験を積むということが多いです。

世界的に有名なピアニストに個人レッスンを受けると、1回60分で数万円が相場のようなので年収1000万円を超える可能性があります！

ピアノ講師の男女別平均年収

ピアノ講師の男女それぞれの年収の平均を調べたところ以下のように差があることがわりました！

男性の平均年収	約402万円（月収約25万円）
女性の平均年収	約303万円（月収約19万円）

ピアノ講師の仕事とは？

ピアノ講師は生徒にピアノレッスンをするのが主な仕事ですが、対象の生徒は子供から大人までさまざまです。音楽教室によってターゲットを明確にしているケースが多いので、自分がどんな人にレッスンをしたいのかを考えマッチする音楽教室を探してみましょう。

講師一人に対し、複数の生徒を受け持つ場合が一般的なので、生徒一人一人に合わせた指導カリキュラムを考える必要があります。

趣味として通う生徒の他に、プロを目指したい方や幼稚園で演奏するためにスキルを磨きたいといったさまざまな生徒のニーズがあるため、どんな要望にも応えられるよう自分のスキルと知識を日々磨く必要があります。

個人教室を開業する場合は、物件の準備・看板制作・ホームページ制作・宣伝活動・お金の管理といったピアノレッスン以外のことも全て自分で行う必要があります。

ピアノ講師で年収1000万円以上の高収入を得る方法

ピアノ講師で年収1000万円以上を稼ぐ高年収を目指すのであれば、

世界的に有名なピアニストになる
世界的に有名なピアニストにレッスンする
ピアノ教室を開業し、多くの生徒を集客して複数の店舗を持つ

といったことが必要になります！

世界的な有名ピアニストになる

国際ピアノコンクールで優勝した等の大きな実績を得られれば、個人レッスンの受講料が1回60分で数万円が相場のようで年収も1000万円も不可能ではないようです！

他にもツアーに周ったりCDの売り上げ、スポンサー収入も得られる可能性が高いのです。
しかし、世界的に有名なピアニストになれるのはほんのひと握りの人なので、残念ながらあまり現実的とは言えません。

世界的に有名なピアニストにレッスンする

先ほどもご紹介しましたが、世界的に有名なピアニストにレッスンした場合は、一度のレッスンで数万円の収入を得られるケースが多いです！専属講師になった場合は非常に大きな収入になります。

当然、世界的に有名なピアニストにレッスンする講師は膨大な知識とスキル、コミュニケーション能力を要するため非常に狭き門と言えます。

自分で開業する

音楽教室所属のピアノ講師と個人開業の教室では年収に差がありますよね。
どうしてこれだけの差があるかというと、当然ですが所属講師の場合はレッスン代が音楽教室にいくらか持っていかれてしまうため、レッスン料の全てが自分のものにはならないからです。

その点、自分でピアノ教室を開業すれば月謝はすべて自分の収入になります！集客や経営を全て自分で考え継続していかなければならないので決して楽な仕事ではありませんが、成功した場合は大きな収入になることは間違い無いです！

ピアノ教室を個人で開業するのがおすすめ

それなりの収入を得たいならおすすめは個人で開業するピアノ教室です。場所とピアノがあればすぐに開業できます。
有名ピアニストのような収入が得られるわけではありませんが、自分の教室でレッスンを行えるので苦労の反面、やりがいや楽しさが大きいと言えます！

また、発表会等で良い結果が出た時の達成感は格別です。お金だけではない価値があるのは間違い無いので、やはり個人開業を目指すのがおすすめです！

ピアノ講師になるためには？

ピアノ講師になるには資格や学歴は必要なく、ピアノ演奏スキルと指導能力があれば誰でもピアノ講師になれます！
しかし、生徒はコンクールで入賞したことがある、有名な音楽大学を卒業しているといった確かな実績がある講師からレッスンを受けたいと思う方が多いのが実情です。
大手音楽教室の場合は講師のライセンス制度を導入しているため、実績がなくても努力してライセンスを取得すればそれが実績の証になります！

【ピアノの先生になるのに資格は必要？気になる年収（給料）や仕事内容まで徹底解説！】
↑こちらのページでピアノ講師になるための方法を詳しく解説していますのでぜひチェックしてみてください！