自宅マンションでピアノ教室を開きたい人必見!物件選びや開業費用まで徹底解説!

自宅マンションでピアノ教室を開きたい人必見!物件選びや開業費用まで徹底解説!

自宅マンションでピアノ教室を開業したい!という方にとって、これからどのような準備を進めていけばスムーズに開業できるか疑問に思っていませんか?「何から始めれば良いのかわからない」「マンションで開業しても良いのかな?」「生徒が集まるか不安」といった疑問や不安が生まれてきてなかなか開業への一歩が踏み出せない方も多いです。

本記事では、ピアノ教室開業にあたって準備や効果的な集客を行うための重要ポイントを徹底解説します!是非最後までご覧ください!

目次

ピアノ教室を自宅マンションで開業するまでの流れ

早速ですが、ピアノ教室を開業する際の基本的な流れは以下の通りです!

  1. 開業場所の選定
  2. 開業資金の確保
  3. 物件探し
  4. 開業届提出
  5. レッスン価格を決める
  6. 集客、マーケティング
  7. 開業

こちらに関しては自宅マンションでピアノ教室を開く場合もほとんど同じ流れにはなります。

開業場所の選定

ピアノ教室を実際に開く場所を選定します。本記事に関していうとこの部分は「自宅マンション」ということになります。

開業資金の確保

ピアノ教室を開業するにあたって必要な資金の確保を行います。規模によって金額は様々ですが自宅マンションでの開業となれば比較的安く抑えることが出来ます。

自己資金や借入の他に、最近ではクラウドファンディングなどで資金を集める方もいます。

物件探し

ピアノ教室を行うことが可能なマンションを選ぶ必要があります。どのような物件を選ぶのかはこの後詳しく解説していきます!

開業届提出

どんな規模で行う場合でも募った生徒からお金を貰ってレッスンをする場合には開業届の提出が必要です。

レッスン価格を決める

当たり前の話になってしまいますが、レッスンを行う際の料金を決めなくてはいけません。競合となるピアノ教室や参考にしたいピアノ教室がどのくらいの料金でレッスンを行なっているかをリサーチし、それを参考に考えることをおすすめします!

集客、マーケティング

ここまで準備できたら実際に生徒を集めていきます。友人や知人などから拡める方法もありますが基本的にはそれ以外で集客をしなくては経営は成り立ちません。

その為、効果的な宣伝や募集を行うためにマーケティングをしていく必要が出てきます。

もちろん自分で調べて行う場合もありますが、マーケティング業者に依頼したり、ホームページやSNSをうまく使って集客していくことなどが必要です!

開業

実際に生徒が集まったらいよいよあなたのピアノ教室がOPENとなります!

ピアノ教室を自宅マンションで開業するメリット・デメリット

大手のピアノ教室は専用の建物やスタジオでレッスンを行いますが、個人では貸スタジオで行ったり、出張形式で行う方もいます。そんな中で自宅マンションで開業する場合にはどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

ピアノ教室を自宅マンションで行うメリット

  • テナント賃料や設備投資等の固定費・初期費用が抑えられる
  • 移動費を削減できる
  • 通勤が無いため時間を有効活用できる

ピアノ教室を自宅マンションで行うデメリット

  • 防音工事が必要
  • 近隣住民への配慮が必要になる
  • 部屋が狭い場合はできるレッスンが限られてしまう

自宅マンションでのピアノ教室経営は、賃料や移動費を抑えられ、維持費を安くして教室を経営できる点が大きなメリットと言えます!

気軽にピアノ教室を始められ、失敗した場合のリスクも最小限に抑えられます。

しかし、騒音によるトラブルや生徒の送り迎えによる車の行き来、教室の前で長時間話に夢中になってしまう等によることで近隣住民に迷惑がかかってしまうということも予想されます。また、部屋が狭い場合はレッスンがやりずらい等の不都合な点も生まれやすいです。

特に、防音設備が整った環境・楽器演奏が可能な物件という条件は必須です!

しかし賃貸マンションでピアノ教室を開校できる物件は、探してもなかなか見つからないというケースが多々ありますよね。逆を言えば、諦めずに良い物件さえ見つけてしまえば簡単にピアノ教室が開業できるということなんです!

ピアノ教室を自宅マンションで行う場合は防音マンションに引っ越そう

ピアノ教室を自宅マンションで行う場合は今住んでいるマンションを防音仕様にする方法もありますが、「事業利用可能な防音マンション」に引っ越すだけで、もっと簡単に音楽教室を開業することができます。

  • 24時間楽器演奏可能
  • 音楽家・音大の学生向け物件

といった条件が揃っている物件であれば更に良い条件と言えます!

こういった限定的な情報は普通の賃貸情報サイトには記載されていないケースあるので、楽器演奏可マンション専用の不動産仲介業者を利用するか、「防音マンション」「24時間楽器演奏可マンション」などのキーワードで調べてみることをおすすめします!

ピアノ教室を自宅マンションで開く場合の開業資金は?

自宅マンションでのピアノ教室を開業する場合0〜200万円程度が必要になります。金額に差がある理由は「現在どんな状況なのか」が人それぞれ違ってくるからです。どんなことに、どのくらい費用がかかるのかといった初期費用を入念に計算して開業資金の詳細を明確にすることが必要です!

どのような費用が予想されるか詳しく解説していきます!

ピアノ教室開業で必要となってくる費用がかかるもの

  • ピアノ、キーボード、楽譜、メトロノーム、椅子といった備品代
  • テキスト等の教材費
  • ホームページ制作費用
  • チラシ、看板といった広告費用
  • 引越し費用 or 防音工事

ピアノ等の備品はすでに用意があれば当然カット出来ますし、引越し費用や防音工事代も人によっては全く必要がない場合もあるのであくまで参考として考えて頂ければと思います。

ピアノを購入する場合、アップライトピアノなら最低40万円〜、グランドピアノであれば最低100万円〜は必要になり、防音工事を行う場合は大きさにもよりますが1部屋当たりおよそ100万円ほどは想定してください。

ピアノ教室開業資金についての便利な制度・情報

ピアノ教室の開業資金を調達するにあたり、知っておくと便利な制度や情報として、

  • 小規模事業者持続化補助金
  • 地域創造的起業補助金
  • 政策金融公庫

などがあるのをご存知でしょうか?これらを利用することで負担を軽減出来る場合もあるので知識として頭に入れておくことをおすすめします!

小規模事業者持続化補助金

従業員数20人以下の小規模事業者を対象にした制度です。最大で50万円の補助金が得られますが、

  • 開業届を提出している
  • 法人化をしている

といった受取条件があり、商工会議所でサポートを受けながら申請が可能です!

地域創造的起業補助金

開業時に必要な費用の一部を国や地方公共団体が補助してくれる制度です。開業してから1名以上の従業員を雇用する法人や個人事業主が対象となります!

  • 返済不要
  • 開業前の申請が可能

という特徴があり、受給条件を満たしている個人事業主の方は多いので、積極的に活用していくことをおすすめします!

政策金融公庫

資金調達の段階でに日本政策金融公庫から融資を受けることで、会社の信用実績をあげることが可能になり、他の銀行からの融資を受けやすくなるというメリットがあります!

また政策金融公庫では、

  • 無担保・無保証
  • 審査が通りやすい
  • 審査が早い

というメリットがありますのでかなりおすすめな資金調達方法と言えます!

ピアノ教室を自宅マンションで行う際の物件選び4つのポイント

続いて自宅マンションでピアノ教室を行うのに最も重要と言っても過言ではない物件選びについて解説していきます。現在お住まいのマンションで行う場合は別となりますが、新たに物件を探す際は、

  • ターゲットを絞った場所選びが出来ているか
  • 防音性は大丈夫か
  • ピアノが搬入できるか
  • 経営規模と合っているか

の4つのポイントを意識して探していきましょう!

ポイント1. ターゲットを絞った場所選びが出来ているか

ピアノ教室を開業するにあたり、重要になるのが「どんな生徒を獲得したいか」という明確なターゲット選定です。同時にどんな場所に教室があればターゲットにしたい生徒が集まるかを考えなければなりません。

例えば子供向けであれば学校周辺、仕事帰りの社会人向けであれば駅の近くなど、想定しているお客さんのニーズに合わせた場所選びを進めていく事により集客UPに繋がっていきます。

ポイント2. 防音性は大丈夫か

防音設備のない物件では、騒音トラブルが発生してしまうケースが充分考えられます!良い立地の物件が見つかってもトラブルで経営が続けられなくなっては意味がありません。そんな事態を避けるためにもどうしても防音は必要と考えてください。

以前は音楽教室やスタジオとして使用していてすでに防音設備が整っているという物件が見つかるパターンもあるので、貸主や不動産業者とよく相談しながら、ピアノ教室ができそうな物件を探していきましょう。

ポイント3. ピアノが搬入できるか

意外と見落としがちなのが、ピアノが搬入できる間口が確保されているかという点です!

特に、グランドピアノの場合は分解ができないので要注意です。

使用予定のピアノのサイズ確認、搬入業者との打ち合わせを行い「物件を見つけたけど搬入ができなかった!」なんてことにならないよう注意して物件探しをしていきましょう!

ポイント4. 経営規模と合っているか

  • 講師、生徒が複数人いて毎日のようにレッスンを行っているのに場所が狭くてやりづらい
  • 場所は広いのに講師は1人で週4日だけのレッスンしかしていない

といったように、経営規模に見合っていない物件でのピアノ教室開業はレッスン効率が悪くなってしまったり、無駄な費用がかかってしまいます!

どのような形態、規模でピアノ教室の開業をしたいのかを見つめ直し、それに見合った物件探しをしましょう!

ピアノ教室の開業届の出し方

個人事業主になるために税務署に申請する書類が開業届です。融資、助成金の申請に関することや事業納税が必要になるため、必ず税務署へ提出しましょう!

また、

  • 事務所・事業所の新設や増設・移転・廃止する場合
  • 事業を廃止する場合

という際にも開業届の提出が必要になります!

開業届はいつ、どこに出せば良いのか?

開業届は開業日から1ヶ月以内に自宅住所を管轄する最寄りの税務署に提出しましょう!

提出方法については、

  • 税務署へ出向いて直接提出
  • 郵送(控えが必要になるので返信用封筒も同封しましょう)
  • e-tax

といった方法があります。

開業届の入手方法・書き方

国税庁ホームページで開業届申請書のダウンロードができます。
https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/04.htm

また「開業Freee」ではガイド付きで簡単に開業届が書けるのでおすすめです!
https://www.freee.co.jp/kaigyou/

開業届のダウンロードができたら以下の項目に記入していきましょう!

  • 届出の区分を「開業」に◯を記入
  • 「所得の種類」は、「不動産所得」を選択
  • 「開業・廃業等日」には、開業した日を記入
  • 「事業の概要」には、ピアノ教室の内容をできるだけ具体的に記入
  • 個人番号(マイナンバー)を記載

税務署窓口に直接出向いて開業届を提出する場合は、マイナンバーカードや運転免許証・パスポート等の身分証明書が必要なので、忘れずに持参しましょう!郵送の場合は、身分証明書のコピーを「本人確認書類(写)添付台紙」に貼り付けて郵送しましょう!

e-Taxでの提出の場合、現時点では本人確認書類は不要なので、そのまま電子書類を提出してください。

ピアノ教室を自宅マンションで行う際のレッスン月謝の相場は?

レッスン月謝は、生徒(レッスンの対象)やレベル(初心者、コンクールを目指している人等)によって変動します。

一般的なピアノ教室の相場を紹介していくので見ていきましょう!大手ピアノ教室の平均月謝も記載しているので、ぜひ参考にしてみてください!

ヤマハ音楽教室の料金相場

幼児科(4・5歳児対象)6,500円
ジュニアピアノコース(小学生対象)8,500円~11,000円
ジュニアスクールピアノコース(新規入会の小学生対象)7,500円~9,500円
ジュニア専門コース(幼児科修了生の小学生対象)16,800円~20,800円
  • グループレッスンと個人レッスンの週2回レッスン
  • 月3~4回、年36~40回レッスン
  • グループレッスン:60~90分/1回
  • 個人レッスン:30~40分/1回

といったようにレッスン形態もより高度になります。幼児科修了生の中から優秀な生徒を選抜し、オーディションに合格した生徒だけがジュニア専門コースを受けることが可能です。

幼児科修了生の中から優秀な生徒を選抜し、オーディションに合格した生徒だけがジュニア専門コースを受けることが可能です。

カワイ音楽教室の料金相場

4歳からのピアノコース(4歳~未就学児対象)8,250円(別途管理費等)
小学生からのピアノコース (小学生対象)8,250円(別途管理費等)
ハイレベルピアノコース小学生18,000円(別途管理費等)
ハイレベルピアノコース中学生20,000円(別途管理費等)
ハイレベルピアノコース高校生30,000円~(別途管理費等)
  • 個人レッスン年40回
  • 1回60分(小中学生)、1回90分(高校生)

ヤマハ同様ハイレベルなレッスンも行っており、高校生対象のコースでは、プロの演奏家から直接レクチャーを受けられます。

個人ピアノ教室の料金相場

個人で運営しているピアノ教室の月謝は地域や対象年齢によって様々ですが、およそ5,000円程度が相場です!レッスン回数も様々ですが、年間40回前後で設定している教室が多い傾向があります。1回当たりのレッスンは30分〜1時間が平均的で、ほとんどが個人レッスンの形を取っています!

月謝自体は、大手ピアノ教室と比較し個人教室の方がやや安い傾向があります。

個人の場合はブランド力がない分価格で勝負している教室が多いイメージですが、経験者向けのマンツーマンレッスンのようなある程度レベルの高いレッスンになると、大手も個人運営も月謝相場は変わらなくなっていく傾向です!

ピアノ教室の集客・マーケティングのポイント

ピアノ教室を経営するにあたって、どうしても悩まされるのが集客ですよね。web広告やポスティングを利用したチラシ等、様々な集客・マーケティング方法がありますが特に重要になるのがホームページです!

こちらに関しては別記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください!

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございました。本記事でマンションでのピアノ教室開業についての内容をご理解頂けたかと思います!この記事を読んだ方が、ピアノ教室で成功してくれることを心から願っています!

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